パナソニック サイクルテックは1月31日、スマートロックを搭載したIoT電動アシスト自転車を開発、同自転車を活用し、2019年度上期中に、国内数カ所で、シェアリングサービスの実証実験を開始すると発表した。
今回開発したIoT電動アシスト自転車スポーツモデルは、スマートロック(IoT電子錠)を搭載し、通信機能を備えているためインターネットにつながる。また、スマートフォンでQRコードをスキャンさせることにより、電子錠の解錠や利用料金の決済ができるほか、走行データの記録、電池残量情報の提供、GPSによる高い防犯性・追尾性と駐輪位置管理を実現する。
シェアリングサービスの実証実験では、駐輪場を設置し、サービスに登録した近隣の住人が数十台のIoT電動アシスト自転車を利用できるようにする。蓄積された走行時間、距離などの自転車データを分析し、ローコストのオペレーションで効率的なシェアリングサービスの実現を目指す。
今後は、ポーツモデルのみならず、ショッピングモデル、子育てモデルなど、さまざまな車種でIoT化を図り、販売をしていく計画。