ユミルリンクは1月31日、メール配信システム「Cuenote FC」にHTMLエディター、分析ツールの新機能を強化した最新版の提供を開始した。
これまで、同システムではビジュアルでの訴求が可能なHTMLメールを知識不要で誰でも制作できる「HTMLエディター」を提供してきた。
HTMLメールはテキストメールに比べて、メールサイズ(容量)が大きくなり、特にGmailでは一定のサイズを超過した大容量のメールは受信者に表示される内容が制限され、全文を表示するには受信者に[メッセージ全体を表示]のリンクをタップしてもらう必要があったという。
今回、機能拡張したHTMLエディターはHTMLメールサイズを従来の約50%にまで削減(従来バージョンにおけるHTMLメールサイズとの比較)することで、より多くのHTMLメールコンテンツを全文表示させることができるようになるとしている。
また、画像のトリミング(画像の一部を切り出し)や明るさ、コントラストなどをエディター上で直接変更可能な機能を追加し、画像の加工処理の工数削減を実現するという。
さらに、Cuenote FC搭載の「分析ツール」では複数のキャンペーンを横断して、メールの行動データ(開封、クリック、コンバージョン)、顧客データ(性別、居住地などの属性情報)、購買データを組み合わせ、分析からターゲットの抽出までをGUI(ユーザーの操作画面)上で実行できる。
これにより、ツール上で「メールの開封・クリック数」による顧客の抽出が可能になることで、メールの反応が高い顧客に対して新たなメールキャンペーンを実施するなど、効果的なメールマーケティングを可能としている。
価格はクラウドサービス(ASP・SaaS)が初期費用3万円(税別)~、月額費用5000円(同)~、オンプレミス型(ライセンス)は初期費用225万(同)~、月額費用4万6000円(同)~。