fossBytesに1月29日(米国時間)に掲載された記事「Firefox Finally Disables Extensions In Private Mode By Default」が、Firefoxのプライベートモードの動作が変更になり、プライベートモードに入ると同時にエクステンションの動作をデフォルトで停止するようになったと伝えた。

この機能は主要ブラウザのほとんどが実装しているが、これまでFirefoxでは実装されていなかった。この機能がどの段階でリリース版に入るかはわからないが、そう遠くない時期にデフォルトの機能として取り込まれると見られる。

多くの主要ブラウザがプライベートモードまたはそれに類する機能をもっている。プライベートモードを有効にすると特定の情報が記録されなくなる。1台のPCを複数のユーザーで共有している場合など、プライベートモードを活用するとほかのユーザーが閲覧履歴などをチェックするといった操作を避けることができる。

  • Firefoxのプライベートモード(Incognite mode)

    Firefoxのプライベートモード(Incognite mode)

Firefoxはトラッキング防止機能やプライバシ機能などを特徴的な機能とうたっているが、プライバシモードを有効にした段階ではエクステンションを無効にしていなかった。このため、エクステンション側でデータを記録することができ、プライバシモードでユーザーが求めている動作が実現できていない状況が発生する可能性があった。今回、デフォルトでエクステンションの機能が無効化されるようになったことで、本来求められていた動作に近づくものと見られる。