堀場製作所は1月29日、在宅勤務制度を拡充した「Good Place勤務制度」(テレワーク制度)を、1月より国内グループ全社に導入したことを発表した。
同社は2006年より在宅勤務制度を導入し、育児や介護との両立が困難な社員への継続就業を支援してきた。近年のダイバーシティ推進により、多様な社員の柔軟な働き方へのニーズの高まりを背景に、今回の制度導入に至ったということだ。
この制度の導入により、育児や介護の事由に関わらず、また就業場所も居宅にとらわれることなく、生産性と効率化を高めるための手段としてのテレワーク制度を実現したという。新しい働き方を全社で実施することで、生産性向上と組織の活性化を目指すとしている。
条件および目的に関しては、これまで「所定就業日の出社が困難となったこと」であったのに対し、2019年1月以降は「生産性の向上ならびにワークライフバランスの推進」としている。また、就業場所は、従来が「居宅」であったが、「居宅・帰省先・またはその他適切な場所」となった。
さらに、対象者に関しては従来「育児・介護等の事由により、事務所への出社が困難となった者」であったが、「希望者のうち部署長が認めた者(職務内容、安全衛生、機密保持等を考慮し判断)」に変更された。このほか、在宅日数は従来「週4日まで」となっていたが、2019年1月以降は「制限なし」に変更された。