SBI損害保険とSB C&Sは1月28日、SBIグループの関係者を対象に自動緊急通報サービス(自動eCall)対応デバイスより収集する運転行動データを分析し、ドライバーの安全なカーライフをサポートする各種テレマティクスサービスの提供に向けた実証実験を2月から実施すると発表した。

SB C&Sが提供する今回の実験環境では、ボッシュが販売する自動緊急通報サービス(自動eCall)対応のデバイス「テレマティクスeCall プラグ」と、ソフトバンク・テクノロジーが提供するIoT活用に必要なサービスをつなげるプラットフォームサービス「IoT Core Connect(アイオーティーコアコネクト)」を採用。

ボッシュのテレマティクスeCall プラグは、3軸の加速度センサにより、ブレーキ、加減速、ハンドル操作といった運転行動データに加え、衝突事故を検知することができるという。

一方、ソフトバンク・テクノロジーのIoT Core Connectは、デバイスから送られるデータの収集・蓄積から分析まで行うことを可能としている。

今回の実証実験の結果をベースにSBI損害保険は、収集したデータを解析し、テレマティクス保険などドライバーの安全と利便性を向上させる革新的なサービスの開発を検討し、SB C&Sはデータを活用したテレマティクスサービスの開発と国内企業への納入を推進していく考えだ。