fossBytesに1月22日(米国時間)に掲載された記事「Android Q Will Allow Carriers To SIM Lock Your Smartphone」が、Android Qではどうやら通信事業者がより多くの設定を行うことが可能になるようだと伝えた。
先日、Android Qのコードが漏洩し、そこからわかったことがさまざまなメディアで取り上げられている。記事は、Android Qでは通信事業者が有利な設定を行うことが可能になり、ユーザーの選択肢が減るおそれがあると指摘している。
具体的には、通信事業者は許可する通信事業者、ブロックする通信事業者のリストを追加することが可能になるという。これにより、通信事業者はユーザーが競合のデータプランを利用することを制限することが可能になるという。
さらに、通信事業者はプライマリキャリアのSIMカードを許可しつつ、同じタワーで動作しているMVNOをブロックすることも可能になるとのことだ。
そのほか、Android Qでは、通信事業者がスロットごとに許可する通信事業者のリストを設定することが可能になるとされている。この機能を利用すると、最初のスロットで許可されていないSIMカードを使っている場合に、2つ目のSIMスロットがロックされる可能性があるという。
SIMフリーの端末を購入していればこうした問題は回避しやすいが、SIMロック端末を購入した場合はこうしたAndroid Qの機能を利用した通信事業者の制限を受ける可能性が高いとされている。