Check Point Software Technologiesは1月21日(米国時間)、「Threat Trends Analysis Report|Check Point Software Blog」において、最新のサイバー攻撃動向分析レポートを公開した。

同レポートには、2018年におけるサイバー攻撃の分析結果、最近のサイバー攻撃のトレンド、今後発生が予測されるサイバー攻撃、サイバー攻撃に使われている主な方法などのがまとめられている。

  • Threat Trends Analysis Report|Check Point Software Blog

    Threat Trends Analysis Report|Check Point Software Blog

2018年は、サイバー攻撃に用いられる技術や手法が必要に応じて変化した年だった。状況に合わせてメソッドが変化しており、新しく登場する技術に応じて柔軟に攻撃が変化している。具体的には、マルウェアの利用、ランサムウェアの実行、仮想通貨マイニングの実行などが行われた。Check Pointは「2018年のサイバー攻撃はこれまでよりも波立っていなかったように感じたかもしれないが、実際にはそうではなかった」と説明している。

2018年のサイバー攻撃の特徴としては、標的型攻撃でより大きな破壊を狙う動きが指摘されている。さらに、こうした破壊攻撃のモチベーションが財政的な理由や諜報活動といった理由だけではなく、さらに広がっていたと説明している。サイバー攻撃はますます多様化を進めており、これらに対応するため、企業も多層的な防御を施すことが必要になってきている。