JSOLは1月23日、山梨中央銀行の行内照会応答業務に対し、AI(人工知能)を活用した対話型自動応答システムを提供したと発表した。山梨中央銀行では、2019年1月より、職員の本社部門などへの電話やメールでの行内問い合わせに対し、「いつでも、わかりやすく」回答する対話型自動応答システムを試行利用している。

試行目的は行内照会応答業務における対話型自動応答システムの有用性検証で、業務内容は行内業務に関する従業員からの照会応答業務、試行期間は2019年2月までとなっている。

対話形式による自然な回答とその精度、AIの教育にかかる学習負荷を軽減する仕組みなどについて検証を行う。

同システムは、三井住友銀行が日本マイクロソフトと共同開発・製品化したものを、JSOLがMicrosoft Azure上でクラウドサービスとして提供している。システム自身が学習データを生成し、かつ、新たな知識登録を管理者に示唆するなど、運用負荷を大幅に軽減する仕組みが取り入れられている。