サイバーエージェントの連結子会社となるマッチングエージェントは1月23日、デジタルインファクトと共同で、恋愛や結婚対象となるパートナーをオンライン上で紹介する「オンライン恋活・婚活マッチングサービス」の国内市場規模を調査し、その結果を公表した。
同調査は、恋活・婚活マッチングサービスに特化した調査機関となる「Love Tech ラボ」にて、2018年11月~2019年1月の間、業界関係者へのヒアリングや調査主体および調査機関が保有するデータ、公開情報の収集を通じて行われたものとなる。
国内のオンライン恋活・婚活マッチングサービス市場規模予測
2019年のオンライン恋活・婚活マッチングサービス市場は、前年比約4割増の530億円に。2024年には、2019年比で約2倍の1037億円に拡大すると予測される。
調査によると2018年は、大手事業者が提供するサービスが大きく伸びるとともに、恋活・婚活にとどまらない異性との気軽な出会いをマッチングするサービスの需要が増加。一方、オフラインにて結婚紹介サービスなどを提供する事業者による、オンラインサービスへの本格的な参入もみられたという。
「Love Tech ラボ」の過去の調査においても、オンライン恋活・婚活マッチングサービスはすでに、恋活・婚活における異性の出会いで利用される割合が最も高いサービスとなっていた。それに加え、テレビや新聞、雑誌などのメディアにおいてもその動向が紹介されたことにより、これまで高く支持していた20代を中心とする若年層だけでなく、より幅広い年代へと認知・関心が広がっていった。
2019年は、引き続き大手事業者が提供するサービスが市場の成長をけん引する一方、より気軽な出会いをマッチングするサービスもさらに成長することが見込まれる。また、オフラインの大手結婚紹介サービス事業者によるオンライン領域での投資拡大が、市場の活性化につながることも期待されるという。