日立製作所(日立)は1月22日、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の最新版「JP1 Version 12」を1月23日から販売開始すると発表した。

「JP1 Version 12」は、企業の多様なIT環境を統合的に運用管理することでIT環境全体の可視化や業務プロセスの自動化を促進するもので、企業のデジタル変革を支援する。

具体的には、IT環境全体の運用状況などをリアルタイムに集約し、経営層やIT部門など立場ごとの目的に合わせてあわせて必要な情報をわかりやすく可視化すること、クライアント環境でRPAの利用を含む一連の業務プロセスの自動化を実現する。

今回、新製品として追加された「JP1/Integrated Management 2 - Manager」は、異なるIT環境にあるさまざまなデータから目的別に必要な情報を関連付けてリアルタイムにわかりやすく可視化する。価格は60万円から(税別)。

新製品の「JP1/Client Process Automation」はRPAが実行する定型業務などクライアント環境における業務を自動化する。価格は9万8000円(税別)。新製品の「JP1/Client Process Automation Option for Automatic Job Management System 3」はJP1/Client Process Automationが実行する複数の業務の実行順序や実行状況をJP1/Automatic Job Management System 3 - Managerから一元管理するための製品で、価格は98万円(税別)。

業務を決められた順序で、スケジュールに従って自動実行する「JP1/Automatic Job Management System 3 - Manager」は機能強化が行われ、価格は27万円から(税別)。

  • 「JP1/Integrated Management 2」の概要