ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、デジタルガレージと家電メーカー向けの広告測定ソリューションで協業することを1月21日に発表。デジタルガレージの保有するデジタル広告出稿データとGfK Japanが提供する家電関連のPOSデータを融合したデジタル広告の実売効果を可視化するソリューションの提供を開始した。

GfK Japanは、同社の収集したPOSデータとメディアへの露出、広告、キャンペーンなどの実行データを組み合わせ、精度が高い広告効果測定を行い、それらを活用した効果が実売にどのような影響を与えたのかを分析するマーケティングツール「GfK MMM(Marketing Mix Modeling)」の提供を行っている。一方、価格.comや食べログをはじめとするグループサービスを展開するデジタルガレージは創業時からデジタルマーケティング事業を柱の一つとしている。

両社の提携により、デジタルガレージグループが保有するデジタル広告出稿データとGfK Japanが保有する家電製品等のPOSデータを「GfK MMM」に掛け合わせた新ソリューションでは家電製品のPOSデータに加えて、テレビCMやWebバナーなどのデジタル広告、製品価格や競合情報などの外部要因をデータに組み込む多変量解析をベースに採用。売上に貢献した要因を定量化し、売り上げに対する広告の貢献度やその他要素との相関関係をより正確に把握できるようになるという。同ソリューションを利用することで家電分野での適切な広告への出向と予算配分やタイミングなどROIのさらなる向上が期待される。

  • 概要図 同社資料より

    概要図 同社資料より