PayPayは1月21日、スマホ決済サービス「PayPay」に、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応したと発表した。同サービスは、事前にクレジットカード会社に登録したパスワードなどを入力することで本人認証を行うもの。

PayPayは昨年に不正利用が発覚し、その対策として、「クレジットカード情報の入力回数の制限」や「クレジットカードご利用時の上限金額の設定」などを実施してきた。今回、本人認証サービスへの対応により、さらにセキュリティを強化する。

今後、PayPayで本人認証サービスに対応したクレジットカードを新規に登録する場合、「クレジットカード番号」「有効期限」「セキュリティコード」の入力後に、各クレジットカード会社の認証ページに遷移する。認証ページにおいて「パスワード」などを入力すると、クレジットカードの本人認証が完了する。

本人認証後は、「PayPay」で昨年より実施しているクレジットカード利用時の上限金額が、25万円(過去30日間)に引き上げられる。

既に本人認証サービス対応のクレジットカードを登録している場合は、PayPayの支払方法の設定画面から本人認証ができるようになり、本人認証後は同様に25万円(過去30日間)まで引き上げられる。なお、本人認証を行わなくても引き続き「PayPay」による支払いは可能。

  • 左から、本人認証サービス未設定の画面、設定済みの画面