電通とサイバー・コミュニケーションズ(CCI)は1月21日、OOH広告における新たな取り組みとして、Google Marketing Platformを活用し、都内の屋外・主要駅のデジタルサイネージ計274面の自動的な広告売買・配信の実証実験を開始したと発表した。
従来OOH広告では、広告主と広告代理店が、それぞれの広告媒体を所有している媒体に対して広告枠の購入交渉を行っていた。さらに、広告原稿の配信においても、媒体社ごとに行われていたという。
そこで今回の実証実験では、Google Display & Video 360とGoogle Ad Managerを連動させることにより、OOH広告の枠購入から配信まで、自動的かつ一元的に行えるようにする。
これにより広告主は、Google Marketing Platformを通じて、デジタル広告とOOH広告両方の買い付けが可能に。ワークフローの効率化や予算管理の一元化を実現するに向け、検討を進めていく予定だ。
なお、今回の広告掲出面は、パス・コミュニケーションズの管理する「渋谷109フォーラムビジョン」「原宿表参道ビジョン」、パルコの管理する「池袋パルコビジョン」など計274面が対象となる。