SOMPOホールディングスは1月16日、グループ会社の生命保険事業を展開する損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険がイスラエルのスタートアップ企業であるbinah.ai(ビナー)と、デジタル技術を活用したヘルスケア分野での協業を開始すると発表した。

SOMPOホールディングスは、2017年11月に日本の保険会社として初めてイスラエルのテルアビブに、東京・米国シリコンバレーに続く第三のデジタル戦略拠点を開設し、昨年10月にSOMPO Digital Lab Tel Avivとして法人を設立している。

Digital Lab Tel Avivは、グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速すべく、主に自動車(モビリティ)、デジタルヘルス、サイバーセキュリティ、インシュアテックなどの領域において、スタートアップ企業との協業の検討や実証実験を行なっている。

今回、Digital Lab Tel Avivでの最初のデジタル技術活用案件として、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命がビナーと協業して健康サービス開発に向けた実証実験を行う。

実証実験では、ビナーが有するデータ形式にとらわれない信号処理・機械学習および独自のアルゴリズムを活用し、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命が顧客の健康状態(ストレスなど)をアドバイスできる仕組みの構築を目指す。