Android Studioデベロップメントチームは1月14日(米国時間)、「Android Developers Blog: Android Studio 3.3」において、Android Studioの最新安定版となる「Android Studio 3.3」の公開を伝えた。
Android Studio 3.3ではナビゲーションエディタが公式サポートとして追加されたほか、アノテーションプロセッサ使用時におけるJavaインクリメンタル補完機能の改善、C++コード整形インスペクション、改善されたプロジェクトウィザードの導入、UI/UXの調整とパフォーマンスプロファイラの修正、Androidエミュレータ終了時のスナップショット保存の高速化(8倍)などが実現されている。
Android Studio 3.3はインパクトがある新機能を追加するというよりは、統合開発環境としての完成度を高めることに注力したバージョン。このため、UI/UXの改善やバグの修正、開発効率を高めるための変更が取り込まれている。
「Top IDE index」によれば、統合開発環境のシェアにおいて、Android StudioはVisual StudioとEclipseについで3位につけている。1位と2位のVisual StudioおよびEclipseは長期にわたって下落または維持の傾向を続けているが、Android Studioは強い勢いで増加傾向を続けている。開発環境の需要としてAndroidアプリの開発に特化したAndroid Studioは需要が高いことがわかる。