キヤノンは1月11日、オフィス向け複合機の新製品として「imageRUNNER ADVANCE Gen3 3rd Edition(イメージランナー・アドバンス・ジェネレーション・スリー・サード・エディション)」7シリーズ22モデルの販売を、1月下旬より開始することを発表した。価格は67万5,000円から。
新製品「imageRUNNER ADVANCE Gen3 3rd Edition」では、新たに「起動時改ざん検知」と「稼働時改ざん検知」機能を搭載し、複合機の起動時と稼働時に、複合機本体の内部プログラムの改ざんを常時検知して不正プログラムの実行を防ぐ。
さらに、大企業を中心に導入が進んでいるIT機器セキュリティー管理システム(SIEM)へ複合機の操作履歴などのログ情報を転送する機能を搭載し、脅威が生じた場合、管理者はSIEMから通知を受け取ることが可能だという。
また、2本の有線ネットワーク回線を接続できるため、例えば、インターネットとイントラネットが共存するネットワーク環境であっても、それぞれのネットワークが複合機内でも分離されているため、より幅広いセキュリティー環境に1台で対応できる。これらにより、従来の個人認証による情報漏えい抑止とあわせて、より多層的な防御を実現するとしている。
このほか、本体標準搭載のクラウドサービス「uniFLOW Online Express」が部門別のプリント集計に対応し、社内部門ごとのコスト管理が簡単に行えるようになった。さらに、あらかじめ登録されたスキャン設定のテンプレートを選択するだけで、個人認証と連動してファイル名称を自動生成し、指定のクラウドストレージに保存できるなど、スキャン業務の効率化にも貢献するということだ。
価格は、imageRUNNER ADVANCE C356F 3rd Editionが67万5,000円(税別)、imageRUNNER ADVANCE 8500 / C7500 / 6500 / C5500 / 4500 / C3500 シリーズ 3rd Editionが130万円~(税別)。