グローバルウェイは1月11日、「40代の年収が高い企業ランキング」を発表した。同ランキングは、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、同社が運営する企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に40代のユーザーから給与・残業情報が10件以上寄せられた企業を対象にしたもの。
同ランキングの平均年収はユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、 企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。
40代の年収が高い企業ランキングは、30代の年収が高い企業ランキングと同様に、トップ10において、電機メーカーが多数ランクインしたが、第1位と第2位は外資系メーカーが占める結果となった。
第1位は、日本ヒューレット・パッカード(平均年収961万円) だった。同社は、30代の年収が高い企業ランキングおよび20代の年収が高い企業ランキングのいずれのトップ10にもランクインしていない。
「サービス部門は、 提案に関わったメンバーであればエンジニアであっても受注した金額に応じてインセンティブが出ます。 それなりのお小遣い稼ぎになります。 言い換えれば受注がよくあるお客様の担当であればインセンティブが頻度よく出ますが、 そうでない場合は、 あまりインセンティブがもらえず、 担当顧客による差が出ます」(アカウントエクゼクティブ/40代前半女性/年収1000万円/2012年度)といったクチコミが寄せられている。
第2位は、日本アイ・ビー・エム(平均年収942万円) だった。同社は、30代の年収が高い企業ランキングでは第10位、20代の年収が高い企業ランキングではトップ10のランク外だった。
「明確なJOBアサイン(仕事の振り分け)とTarget(目標)が決められており、 実績に基づいた報酬が得られる。 目標達成のために必要となる部門間の連携のしくみも明確になっている。 年間計画は、 年初にビジネス、 個人のスキル向上、 部下の育成のポイントで上長との面談によって決まりデジタルな目標で評価される」(法人営業/40代前半男性/年収1500万円/2010年度)といったクチコミが寄せられている。
第3位は、ソニー(平均年収937万円) だった。同社も日本ヒューレット・パッカードと同様、30代の年収が高い企業ランキングおよび20代の年収が高い企業ランキングのいずれのトップ10にもランクインしていない。
「日本のメーカーのなかではかなり恵まれていると思う。 30歳代リーダークラスで700万円~800万円、 40歳代課長クラスになれば、 1000万円は超えてくる。 報酬は月収ベースと業績給に分かれており、 上級管理職になるほど業績給の割合が多くなる」(経営企画/40代後半男性/年収1270万円/2011年度)といったクチコミが寄せられている。