amsは1月9日(オーストリア時間)、ラボラトリグレードのマルチチャンネル型色分析機能をポータブルおよびモバイルデバイスに提供する小型スペクトルセンサチップ「AS7341」を発表した。
同製品は11種類のマルチチャンネル測定による正確なスペクトル測定を可能とし、これにより自動ホワイトバランスの改善、より信頼性の高い光源検出、フリッカ検出の統合などを提供できるようになるため、カスタマは、色をより正確に再現して周囲光源の歪みを最小限に抑え、より鮮明で明瞭、かつ原色に近い写真を実現することが可能になると同社では説明している。
口径込みで3.1mm×2.0mm×1.0mmのLGAパッケージに収められていながらも、8チャンネルで可視光スペクトル範囲を8等分にして測定し、かつ赤外線チャンネル、クリアチャンネル、および50Hz~1kHzの周波数における標準的な周囲光のフリッカ検出専用チャンネルという11チャネル構成を実現。カメラ画像の最適化以外にも、物体や液体の一般的な色測定や肌の調子の測定など、さまざまなアプリケーションにも対応できるとしている。
なお、同製品はすでにサンプル供給を開始しているという。