アイシン精機と中日諏訪オプト電子の社内カンパニーであるファインフィットデザインカンパニーは1月9日、「事業者向けドライブレコーダー連携ドライバーモニターシステム」の販売を3月から開始すると発表した。

新製品は、閉眼状態や視線、顔の向きを検出するアイシン精機のドライバーモニターシステムと、昼夜を問わず高精細な映像が撮影できる中日諏訪オプト電子のドライブレコーダーを連携させた、事業者向けのシステム。

  • システムイメージ

    システムイメージ

ドライバーモニターシステムが運転者の脇見、居眠りを検知すると、警報により運転者に注意喚起を行うほか、画像や警報情報をドライブレコーダー内に記録し、運転者の傾向分析や教育といった事業者向け用途にも使用を可能としている。

アイシン精機は、2006年に顔の向きを検知するドライバーモニターシステムを開発し、脇見や居眠り運転などに起因する交通事故をなくすべく、継続的に機能の追加や精度向上を行っている。新製品では、AI(人工知能)の搭載により、顔の向きや視線、閉眼といった検知精度とマスクやサングラスなどにより、顔の一部が隠れた状態での認識性能を高めたという。

一方、中日諏訪オプト電子はデジタルカメラ、プロジェクターで培った撮像・投影光学技術に基づき、車載分野に向けても、ADAS(先進運転システム)の肝となる車載用DLPプロジェクター、センサなどを提供。

また、ファインフィットデザインでは、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフをはじめとした車載器製品を提供し、通信機能を内蔵した車載器などカスタムによる製品も多数展開している。