Microsoftは1月9日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 18312|Windows Experience Blog」において、Windows Subsystem for Linuxコマンドラインツール「wsl.exe」が改善されたと伝えた。ユーザーからのフィードバックに基づいて新しい機能を追加したという。
wsl.exeに追加された機能は次のとおり。
- wslconfigコマンドラインツールに含まれているWSL (Windows Subsystem for Linux)ディストリビューション管理向けのオプションをwsl.exeコマンドラインツールに追加
- システムドライブ以外のドライブにLinuxディストリビューションをインストールするための-importオプションを導入。インポート元としてtarファイルを指定可能。システムドライブ以外にLinuxディストリビューションをインストールしておき利用できるようになる
- インストールされているLinuxディストリビューションをtarファイルにエクスポートするオプション。利用しているLinuxディストリビューションを他のマシンやドライブに簡単に移動させることが可能になる
Windows 10で新たに導入された機能「Windows Subsystem for Linux」によって、Windows 10にLinuxディストリビューションをインストールして利用できるようになった。Microsoftストアには複数のLinuxディストリビューションが登録されている。今回、wsl.exeに新しく追加されたインポート/エクスポートオプションを使えば、こうした環境の移動やコピーがより簡単になるといえる。