ON Semiconductorは、同社の技術を用いて評価、設計を行うエンジニア向けに、シームレスでパーソナナライズされた安全な環境を提供するクラウドベースの開発プラットフォーム「Strata Developer Studio」を発表した。
同プラットフォームを使用することで、より早く、より容易に、評価ボードや開発ボードを扱えるようになり、最新の資料、製品情報、設計およびアプリケーションノート、リファレンスデザインのファイルをデスクトップ上で直接入手できるようになると同社では説明しており、同社では今後登場する予定の評価ボードは将来的にはすべて同プラットフォーム対応となる予定だとしている。
このため、評価ボードがホストコンピュータに接続された時点で、プラットフォームが自動的に認識されるようになるほか、設定パラメータの直接制御や、ボードの機能の視覚的なフィードバックの入手が可能になるのと同時に、評価や設計を開始するために必要なすべての設計情報をダウロードすることが可能になるとしている。
また、同プラットフォームは、Microsoft署名アプリケーションとして提供され、同社のSaaSプラットフォームへ接続されるほか、EU一般データ保護規則General Data Protection Regulation:GDPR)に準拠した暗号化されたデータベースを使用し、安全な認証、データ転送、完全な情報格納を実現しているともしている。
なお、最初の対応評価ボードとしては、Configurable Multifunction Logic Gate、Dual 100W USB-PD Automotive Charging System、Universal Offline 200W 4-Port Type-C USB-PD Sourceとなっている。