アライドテレシスは1月9日、産業用オールギガビット・スイッチ「AT-IS130-6GP」の出荷を同10日から開始すると発表した。
AT-IS130-6GPは、DINレールに設置可能なDC電源対応、オールギガのインダストリアル・ギガビット・スイッチ。10/100/1000BASE-Tポートを5ポート、さらにSFPスロットを1ポート装備しているほか、SFPスロットにオプション(別売)のSFPモジュールを追加することにより100/1000M光ポートの実装が可能。
主な特徴として「産業用途に対応する堅牢な設計」「動作時温度-40~75℃、ファンレス設計」「冗長可能なDC電源に対応」「DINレールと壁面への設置、快適な作業性」「各種診断機能の実装」「PoE+(IEEE 802.3at)をサポート」の6点を挙げている。
堅牢な設計については、産業用途として求められる各種規格に準拠し、工場のような過酷な環境でも安心して使用できるという。
動作時温度は-40℃~75℃に対応しているため、寒冷環境から高温環境への設置が可能とし、ファンレス設計で粉塵の吸い込みなどによる障害への不安もないことに加え、保護等級IP30にも対応。
DC電源への対応に関しては、産業用途では一般的なDC電源(PoE動作可)環境で動作することができるほか、2系統の電源入力に対応し、電源を冗長化することが可能。1系統の電源がダウンした場合でも、もう1系統の電源で継続稼働が可能なため、業務に支障を与えることなくメンテナンスができるという。
さらに、本体付属の取付金具でDINレールへの設置、または同梱のウォールマウントキットで壁面への設置が可能。また、ポート、LEDを本体前面に集約配置し、電源入力部を本体天面に配置しおり、DINレール取り付け後の信号回線系統と電源系統のケーブルワイヤリングを分別できるようにデザインされていることから、現場の作業性を確保している。
各種診断機能の実装については、電源断などの予期せぬ障害をアラーム出力端子から外部出力することができ、アラーム出力端子につながる機器として警報ランプやブザーなどを用いることで、障害の検知が容易だという。加えて、従来のPoE(IEEE 802.3af)のほか、大容量給電が可能なPoE+(IEEE 802.3at)に対応。
価格は、いずれも税別でAT-IS130-6GPが6万3000円、AT-IS130-6GP-Z1(デリバリースタンダード保守1年付)が6万5300円、AT-IS130-6GP-Z5(デリバリースタンダード保守5年付)が7万2500円、AT-IS130-6GP-Z7(デリバリースタンダード保守7年付)が8万100円。