Maxim Integratedは1月8日(米国時間)、小型かつ高効率な車載向けパワーマネジメントICとして、高電圧(入力耐圧40V)同期整流バックコンバータ「MAX20004/6/8」、220kHz~2.2MHzデュアル同期整流バックコントローラ「MAX20034」、および220kHz~2.2MHz同期整流バックコントローラ「MAX20098」を発表した。
これらの製品は、車載OEMが消費電力20Wのプロセッサから最大500Wの人工知能プラットフォームに移行する際にDC電源を管理する多数のオプションを提供することを可能にすると同社では説明している。
MAX20004/6/8は、それぞれ4/6/8Aに対応した同期整流バックコンバータで、スイッチ抵抗38mΩのハイサイドMOSFET、同18mΩのローサイドMOSFETを内蔵することで、25μAの自己消費電流、3.5V~36Vの動作入力電圧、および93%のピーク効率を実現しつつ、パッケージサイズも3.5mm×3.75mmのQFNパッケージを採用することで、小型ソリューションを構成することを可能にしている。
また、MAX20034は、3.5V~36V(入力耐圧42V)の入力電圧で動作。1つのレギュレータは5Vまたは3.3V固定出力として動作し、もう1つの出力は1V~10Vの範囲で調整可能ながら、スキップモード時に17μAの自己消費電流と6.5μA(typ)のシャットダウン電流という特徴を有している。さらに、MAX20098は、3.5V~36V(入力耐圧42V)の入力電圧で動作し、スキップモード時に3.3V出力で3.5μAの自己消費電流および1μA(typ)のシャットダウン電流仕様という特徴を有している。
なお、いずれの製品ともに、すでに量産出荷を開始しているという。