サイオス 代表取締役社長 喜多伸夫氏は、2019年の年頭所感を発表した。
新年、明けましておめでとうございます。
サイオスグループは、20周年を迎えた2017年8月に策定しましたミッションステートメント「世界中の人々のために、不可能を可能に。」のもと、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会実現への貢献を目指しています。
2018年は、ミッションを実現するための推進力(ドラインビングフォース)である「テクノロジー」「ピープル」「カルチャー」の強化に注力いたしました。
「テクノロジー」においては、クラウド、AI、フィンテック領域を強化してまいりました。
クラウドは2018年、あらゆる業種において不可欠なITシステム基盤となり、市場が大きく広がりました。このような流れの中、当社製品「LifeKeeper」は、クラウド上でのシステムダウンを防ぐソリューションとして、採用が順調に増加いたしました。2019年は、拡大が続くクラウド市場に向けて、「LifeKeeper」のクラウド向け機能強化を進め、更なる飛躍を目指します。
AIは、機械学習技術を採用したITシステム分析製品「SIOS iQ」の機能強化等を進めてまいりました。2019年は、AIを適用する製品やサービスの拡大し、SIOS iQに続くAI事業の強化をはかります。
フィンテックでは、マイナス金利の影響で銀行業界は厳しい経営環境が続いております。しかしながら、長期に渡る設備投資の抑制は競争力の低下につながることから、設備投資意欲の減退にも一定の歯止めがかかって来ております。2019年は、製品の強化も進め、顧客の競争力改善につながるソリューションとして、業績の向上に取り組みます。
「ピープル」「カルチャー」に関しては、2018年はリモートワークの拡大、エンジニアのためのソフトウェア開発プラットフォームの充実、CSRへの取り組み等を通じて、従業員の多様な働き方の支援、将来につなげる持続可能な社会への貢献に努めました。2019年は、こうした活動を拡大しながら、ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みも強化し、サイオスグループが、より良い社会を構成する一員となれるべく、「ピープル」「カルチャー」における具体的な取り組みを進めてまいります。
2019年のサイオスグループは、2018年に取り組んで来た「ドライビングフォース」の強化を通じて得られた競争力を大いに発揮し、事業の成長を通じてミッションステートメントの実現に向け、確実に歩を進めてまいる所存です。