2019年の年頭にあたり、リコー 代表取締役社長執行役員の山下良則氏は、以下の年頭所感を発表した。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
世界経済は緩やかな回復基調が続くものの、米中貿易摩擦やイギリスのEU離脱問題などの影響も懸念され、先行きが不透明な状況となっています。一方、AIやIoT、ロボットなどの技術革新は急速に進展しており、人々の働き方や社会生活が大きく変わっていくことが期待されています。
当社は昨年2月に成長戦略『リコー挑戦』を発表し、成長に向け大きく舵を切りました。2019年、基盤となるオフィスプリンティング事業では、クラウドサービスと親和性の高い新製品の投入により、デジタルワークプレイス環境を本格的に推進してまいります。また、プリンティング技術による産業革新や、オフィスと現場をつなぎ価値を創出するデジタルビジネスに取り組むなど、全社一丸となって高い目標に挑戦します。そして、これらの取り組みを通じて、当社が顧客提供価値として掲げる「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES」を提供し、お客様の“「はたらく」をよりスマートに”することを目指します。
また当社では、お客様への価値提供領域をオフィスから現場、社会へと拡大するなかで、事業活動を通じてSDGsの達成に貢献してまいります。創業の精神である三愛精神「人を愛し、国を愛し、勤めを愛する」で受け継いできた社会課題の解決に資する事業を追求するというリコーグループのDNAをベースに、SDGs達成とリコーグループの企業価値向上の同時実現を目指します。
2019年は成長戦略を推し進め、躍動し続ける一年とします。また、社内デジタル革命をはじめ、デジタルを活用したスマートな働き方を自らも実践することで、社員と現場がイキイキとより一層輝く会社にしていきたいと思います。