2019年の年頭にあたり、楽天 代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、以下の年頭所感を発表した。
2018年は、楽天グループでブランド統合をグローバルで行い、「FCバルセロナ」や「ゴールデンステート・ウォリアーズ」「スパルタン」とのパートナーシップを通じたブランディングをはじめ、アンドレス・イニエスタ選手の「ヴィッセル神戸」への加入もありました。楽天グループサービスの利用者は世界で13億人を超え、グローバル流通総額は15兆円規模にまで成長しました。
国内では、「楽天市場」や「楽天トラベル」をはじめとするインターネットサービス事業において国内EC流通総額が二桁成長で順調に推移しており、「ワンデリバリー構想」のもと物流基盤の構築を拡大しています。C2C事業、広告事業、投資事業といった新たな事業領域や「Ebates」、「楽天マーケティング」といった海外事業も順調に育ってきています。
フィンテック事業では、No.1のクレジットカードとして「楽天カード」がさらに成長を加速させているほか、「楽天銀行」や「楽天証券」においても「楽天スーパーポイント」を活用した新たなグループ連携が生まれてきています。「楽天ペイ」をはじめとするキャッシュレス決済や「楽天ポイントカード」といった、オンラインだけでなくオフラインサービスにおいても成長が拡大しています。
今年は、いよいよ秋に携帯キャリア事業としてサービスを開始します。最初から世界最先端の技術をフル活用して開始する拡張性の高いサービスとなり、楽天としてもこれまでにないチャレンジです。楽天グループの総力を結集して携帯キャリア事業に取り組んでいくとともに、サービス展開においてはメンバーシップを軸とする「楽天エコシステム」とのシナジーを最大限発揮させていきたいと考えています。
本年も、常識にとらわれず、付加価値の高い革新的なサービスを世の中に届けていきたいと思います。