京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は、北海道および石狩市の協力のもと再生可能エネルギー100%で運営するゼロエミッション・データセンターの開業に向けた取り組みを、2019年4月から北海道石狩市で開始すると発表した。
このデータセンターは、太陽光、風力、バイオマスで発電した電力を自営線で結び、発電所から直接供給する。同社によれば、発電所から再エネが直接供給され、再エネ100%で稼動するデータセンターは日本初となるという。また地域の特性を活かし、夏場は冬に貯めた雪でサーバを冷却する雪氷冷房を備える。
データセンターは、2019年4月から着工し2021年中に稼動開始予定で、太陽光、風力、バイオマス発電と順次連携し、2022年に再エネ100%で稼動する計画。
KCCSは本事業を通じて、再エネ利用の可能性を実証するとともに、雇用を含めた地域再生に貢献。また培ったノウハウを基に、再エネ事業を多面的に展開し、再エネ関連事業として2024年に300億の売上を目指すという。