2019年の年頭にあたり、日本ユニシスの代表取締役社長を務める平岡昭良氏は、以下の年頭所感(抜粋)を発表した。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

ビジネスエコシステム」が浸透してきた一年

日本ユニシスグループにとって2018年は、新たな中期経営計画「Foresight in sight 2020」のスタ ートの年でした。
ICT市場においては、当社グループも含めた各社の業績は順調に推移しており、デジタルの力で、より 良い社会を創り出すことが求められている表れだと感じています。デジタルが、生活者の習慣や企業 のサービス提供のあり方だけでなく、社会と企業、企業と企業、人と人、さまざまなつながりの意味を 変える大きな力を持っていることに、社会が気づきはじめたと言えるでしょう。 私たちは、業種・業界の垣根を越えて複数のステークホルダーをつなぐ「ビジネスエコシステム」を提 唱してきており、先駆者であると自負しています。
2018年は、企業間の大型提携や、企業とスタートアップなどの異業種提携が多く見られました。当社 グループも、複数の企業を巻き込んだ新たなサービスや実証実験に取り組んでいます。まさに「ビジネ スエコシステム」が社会に浸透してきた年であり、「ビジネスエコシステムを創るカタリスト(触媒)」 としての私たちの役割が、社会から求められ出した一年だったと感じています。

2019年は「志」

「チャレンジする者だけが未来を変えられる」これは私が社員に伝えてきた言葉です。
新しいことにチャレンジする企業風土が醸成され、実際にチャレンジする社員が増えてきたことを実感しています。そのチャレンジに必要なのは、世の中を変えようとする「志」です。歴史的な出来事においても、その中には「志」を持った人物が存在しました。
社員一人一人が「志」を持つことによって、さまざまなステークホルダーの「志」と共鳴し合い、「ビジネスエコシステム」が創られ、新しいサービスが生み出される。
そして私たちのサービスを選択する人々にも「志」が伝わり、世の中を変えていくことができる。そのような未来を信じています。
社員、パートナー、お客さま、生活者、すべての「志」を持った方々と、社会を豊かにし、社会課題を解決する企業でありたいと考えます。