リコーは1月7日、視覚障がい者向けに音声ガイダンス対応のコンビニ交付用行政証明書交付端末を開発したと発表した。全国で初めて豊島区役所が採用し、1月4日から豊島区役所本庁舎、東部区民事務所および西部区民事務所で各種行政証明書の発行サービスをしているという。

  • 音声ガイダンス対応 コンビニ交付用行政証明書交付端末

豊島区役所が採用したのは、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供するコン ビニ交付サービスに対応した自治体向けの行政証明書交付端末で、全国で初めて音声ガイダンス機能を搭載したもの。

視覚に障がいのある人が利用する際は、備え付けのハンドセットから流れる音声ガイダンスに従いながらテンキーボタンで指定することで「行政サービスメニュー選択」「証明書選択」「マイナンバーカードのセット」「入金・証明書発行」といった操作が行える。

また、操作用の15インチ大型フルカラータッチパネルは角度を動かせるため、車椅子の人が座ったまま利用できるという。