伊藤忠テクノソリューションズ 代表取締役社長 菊地哲氏は、2019年の年頭所感を発表した。

新しい年を迎え皆様にご挨拶を申し上げます。


2018年、CTCは更なる成長を目指し、2018~2020年度を計画期間とする3カ年中期経営計画「Opening New Horizons ~新しい景色を見るために~」を策定しました。「ビジネス変革」、「強みの強化」、「新分野の開拓」、「経営基盤の強化」の“4つのHorizons”で、CTCグループ全体の2020年度に向けた成長を図るものです。既に、リカーリング型 ビジネスやIoTビジネスで成果も出始めてきており、アジャイル開発やオープンイノベーション、グローバルビジネスでも新しい取り組みが進展しました。


2019年は、5G(第5世代移動通信システム)がいよいよ本格的に動きだそうとしており、決済手段の多様化を含めて新しい技術が身の回りに変化をもたらしてきます。CTCは、強みであるインフラ・ネットワーク分野でのビジネスを更に強化し、ハイブリッドが進むクラウドや今後の基礎技術となるAI、ますます需要の高まるセキュリティなどの分野で今後起こる変化を考えて走り続け、中期経営計画の実現に努めていきます。


一方で、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)にある通り、貧困の撲滅をはじめ人権の尊重、ジェンダー平等、気候変動への対応など、解決しなければならない多くの社会的な課題があります。


CTCグループの使命は「明日を変えるITの可能性に挑み、夢のある豊かな社会の実現に貢献する」ことです。再生可能エネルギーの活用支援、多量の電気を消費するコンピュータの省エネ、フードロスの削減など、CTCは、本業を通じて「持続可能な社会」の実現に貢献していきます。