Mozillaは1月2日(米国時間)、「Thunderbird in 2019|The Mozilla Thunderbird Blog」において、2019年におけるメールアプリケーション「Thunderbird」開発の主な計画を発表した。MozillaはフルタイムでThunderbird開発に関与する従業員を新規雇用するとしており、最終的に14人体制で開発を行うと説明。

Thunderbirdの高速化に取り組むとともに、UI/UXの改善、Gmail連携機能の導入、オペレーティングシステムネイティブ機能の取り込みなどを進めるとしている。

  • The Mozilla Foundation

    The Mozilla Foundation

Thunderbirdは人気の高いメールアプリケーションの1つだが、長らく開発が停滞していた。一時期は今後の開発が危ぶまれる状況もあったが、Mozillaは2018年に開発を活発化し、ユーザの要望に応える取り組みを進めてきた。

今回Mozillaが行った発表はこの取り組みをさらに進めるというもの。UI/UXの改善が進められることはもちろん、特に高速化への取り組みが進められる点と、Gmail対応機能が取り込まれる点が注目される。GmailなどのWebメールの利用が進んでいるが、多機能高性能なメールアプリケーションを望む声も多く、今後の進展が注目される。