2019年の年頭にあたり、デル 代表取締役社長の平手智行氏とEMCジャパン 代表取締役社長の大塚俊彦氏は、以下の年頭所感を発表した。

新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えるにあたり、旧年中に皆様から賜りましたご支援、ご厚情に、厚く御礼申し上げます。

デル テクノロジーズは昨年、お客様の変革に貢献する真のパートナーを目指し、「デジタル」「IT」「ワークフォース」「セキュリティ」の4つのトランスフォーメーションを軸にお客様のビジネスをご支援してまいりました。またお陰様で、ストレージ、サーバー、ノートPC、デスクトップPCの顧客満足度調査においてそれぞれ1位 (*1)をいただくことができました。これもひとえにお客様、パートナー様の長きにわたるご支援の賜物だと思っております。

現在、IoTやAI(人工知能)等の技術を活用する第四次産業革命が始まったと言われており、デル テクノロジーズが実施した調査においても、世界中の多くの企業が何らかのデジタル変革への対応を開始しています。日本におきましても、グローバル競争に勝ち抜くべく、企業の方々が変革に着手し、労働生産性の向上から新しい価値の創出まで、幅広い取り組みが始まっています。また、日本政府によるソサエティ5.0の推進やデジタル トランスフォーメーションの促進などガイドラインや法整備も含め実施されております。私どもは、日本企業の皆様の変革をご支援するために、デル テクノロジーズの力を結集して対応を進めてまいりました。

昨年、データセンターソリューションの分野では、ITのモダナイズにむけて、「PowerMax」や「PowerEdge MX」など新製品の発表、また既存製品においても多くの機能強化、連携、ポートフォリオの拡充を図ってまいりました。また、NTTグループとともにスマートシティにむけた取り組みとして米国ラスベガス市の公共安全ソリューションの共同実証実験を新たにスタートさせました。クライアントソリシューションとしては、法人向けの「Latitude」や「Precision」ワークステーションの刷新を行い、コンシューマー向けPCでも「New XPS 13」をはじめ数々の新製品を発表しました。中でも、ゲーミングの分野においては、「ALIENWARE」の刷新に加え、新たにDell Gシリーズの投入やeスポーツチームとのスポンサーシップなどを通じ、日本におけるPCゲーミング市場とeスポーツの盛り上がりを加速させました。また、組織面においても、日本における好調なビジネス状況を受け、お客様やパートナー様のニーズにこれまで以上に応えるべく営業部門およびエンジニア部門の大幅な拡大を図ってまいりました。

2019年は、新たな元号がスタートするという歴史に残る一年になります。この歴史的な2019年、デル テクノロジーズは、IoT、クラウド、AI/マシンラーニング(機械学習)、5G、VR/AR、ブロックチェーンなど、先進テクノロジーを活用した企業変革がさらに急速に進むと予測しています。まさにテクノロジー戦略がビジネス戦略の中核をなし、これまで以上に企業経営におけるデータの重要性が高まり、データ主導の世界になっていくだろうと考えています。劇的に進化を遂げるテクノロジーや加速度的に増大していくデータ資産をどう活用していくか、そしてどのように変革を具体的に実現していくかという点において、2019年も我々が皆様をご支援できる機会は非常に多いと感じております。

デル テクノロジーズは、本年も引き続き4つのトランスフォーメーション(「デジタル変革」「IT変革」「働き方変革」「セキュリティ変革」)を軸に据えてビジネスを推進してまいります。お客様のトランスフォーメーションの実現に向けて、変革後の将来像を提示しながら、より具体的に前進していくためのご支援に、社員一同取り組んでまいる所存です。

本年もより一層のご高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。