2019年の年頭にあたり、NTTデータの代表取締役社長を務める本間洋氏は、以下の年頭所感(抜粋)を発表した。

明けましておめでとうございます。

2019年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。



2018年はNTTデータが創立30周年を迎えた節目の年であり、NTTデータグループの新しいビジョン「Trusted Global Innovator」を発表しました。この新しいビジョンには、お客さまとともにビジネスイノベーションや社会課題の解決に取り組み、お客さまからグローバルで信頼されるパートナーとなる意思が込められています。

また、2018年はRPA(Robotic Process Automation)やAI(人工知能)などデジタル技術をビジネスに活用する動きが急速に本格化した年でもありました。デジタルはいまや業務効率化を目的としたものにとどまらず、カスタマーエクスペリエンスの改善や新たなビジネスモデル創出のためにますます欠かせない存在となりつつあります。その中で、NTTデータはデジタルの重点領域を定め、グローバルで連携を強化してきました。

NTTデータは2019年を「デジタルを加速する」一年と位置づけ、これまでに長年蓄積してきた経験やノウハウを基礎として、デジタルの対応力をさらに強化する取り組みを進めます。デジタル技術を活用してお客さまとともに変革を起こしていくために、グローバルで連携しデジタルの重点領域における私たちのケイパビリティーをさらに高めていきます。

本年は、現中期経営計画の総仕上げの年となります。一年前倒しで達成した「連結売上高2兆円超」とともに、「調整後連結営業利益額50%増」という目標への着実な到達を目指します。また、信頼されるブランドとしてグローバルトップ5を目指す「Global 3rd Stage」を見据えてさらなる成長を遂げるため、新たな中期経営計画をスタートさせます。

NTTデータは、創業以来変わらず『情報技術で新しい「しくみ」や「価値」を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する』という企業理念のもとで、日々進化する技術をいち早く捉え、お客さまや社会に新しいサービスを提案し、提供してきました。この「変わらぬ信念と変える勇気」を持って、これからも私たちがデジタル社会の先頭に立ってお客さまの発展に貢献するとともに、社会や皆さまの豊かな暮らしを支えていきます。