三井住友海上とヤフーは12月28日、損害保険領域におけるインシュアテック推進に関する新たな取組の開始について合意したと発表した。インシュアテックは、Insurance(保険)とTechnology(テクノロジ)を組み合わせた造語。

両者は、これまでの「ちょこっと保険」販売ノウハウをベースに、最先端のインシュアテック技術を活用することで、保険に関するすべての手続きやサービスにおいて、これまでにないお客さま体験価値の提供を目指すとしている。

三井住友海上とヤフーは、2007年に「ちょこっと保険」を共同開発し、ヤフーウォレット登録者が、月額40円から加入できる団体保険をインターネット上で販売してきた。「ちょこっと保険」は、ヤフーウォレット登録者向けの団体保険。

今後は、ヤフーショッピングや旅行予約サービスでの商品やサービス購入画面上で、保険サイトに遷移することなく、一連の手続きシナリオの中で、必要な補償を数クリック・数タップで得られるようAIが示唆し、保険加入から保険金のお支払いまでデジタルで完結させるスマートな世界の実現を目指すという。