コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行は12月27日、基幹系システム「MEJAR」を共同運営する北陸銀行、北海道銀行、七十七銀行と、デジタル技術を活用した業務プロセス改革、チャネル・サービス改革などの各施策を協働で推進するデジタル推進プロジェクト「MEJAR Digital Innovation Hub(MDIH)」を立ち上げたと発表した。
横浜銀行はこれまでもMEJAR各行とシステムの共同化を進めるなどの連携を強化してきたが、今後は「業務プロセス改革」と「チャネル・サービス改革」の重点分野で連携し、生産性向上とデジタル社会に適合した付加価値の高い金融サービスの提供を目指す。
業務プロセス改革としては、「各種申込・諸手続きのWeb取引化、店頭タブレットによる各種取引の電子化」「ペーパーレス化、現金取引のセルフ・セミセルフ化、後続事務の自動化」「AIを活用したOCR、RPAの導入推進」などに取り組む。
チャネル・サービス改革としては、「法人向けWebサービス(ポータルサイト)の提供」や「キャッシュレス化の促進」に取り組む。
同プロジェクトの体制としては、横浜銀行総合企画部内の「デジタル推進プロジェクトチーム」(2018年4月設置)にMEJAR各行から出向人員を受け入れるほか、NTTデータおよびNTTデータ・フォースからも開発支援を目的とした出向人員を受け入れ、横浜銀行内の各部門に配置する。