紳士服のコナカは20日、同社のオーダースーツブランド「DIFFEREMCE」において、オーダースーツならではの着心地をAIで実現する「改良版AI画像採寸アプリ」のサービスを開始した。

  • 「改良版AI画像採寸アプリ」イメージ(同社資料より)

    「改良版AI画像採寸アプリ」イメージ(同社資料より)

「DIFFEREMCE」<a href="https://difference.tokyo/" target="_blank">公式サイト</a>

「DIFFEREMCE」公式サイト

アプリは、身長や体重、性別や生年などのデータと正面・背面・左側・右側と自身の4方向の写真を撮影するとAIを活用したオーダースーツ用の寸法方法で正確なサイズが表示されるもので、東京大学発のベンチャー企業Arithmer(アリスマー)やYouTeacher社の協力のもと開発され、11月に公開されている。

今回公開された「改良版AI画像採寸アプリ」では、従来のシャツに加えて待望のジャケット、パンツやベストにコート、ネクタイやベルトの8アイテムのサイズ計測とオーダーが可能になった。前バージョンからはアップデートで対応している。サイズをただ測定するものではなくテイラーの寸法技術をAIに学習させることで精緻な計測を実現しているという。

具体的な流れは以下のようになる。

1.データを4ヶ所入力し、好みのシルエットを選択
2.直感的にわかる正面、左側、背面、右側を撮影
3.撮影確定後、採寸結果を待つ(10秒程度)
4.生地選択画面へ移行(初めてのユーザーはここでDIFFERENCEアカウント登録)

iOSとAndroid OSに対応するアプリは無料で計測し、気に入ればそのまま注文し、受け取りまでスマホで完結できる。それぞれの個人の身体の特徴に合わせるオーダーメイドのスーツは見ていてもやはり格別なシルエットを浮き出させる。プロテイラーの技術をアプリで広く伝えられ、さりげなく個性を主張するオーダーメイドアプリのさらなる進化も期待される。