NEC(日本電気)とセブン-イレブン・ジャパンは17日、局所的な小規模商圏"マイクロ・マーケット"での省人型店舗の展開を見据えAIやIoT技術を活用した「セブン‐イレブン三田国際ビル20F店」(東京都三田)をオープンしたことを発表した。
出店規模とまではいかずとも着実な需要がある小規模商圏"マイクロ・マーケット"。お菓子などのボックス設置から自販機専用のコンビニなどオフィスビル内や工場内、病院や学校と人が局所的に集中する空間でのニーズは高く、これらをターゲットにするビジネスへの取り組みは増えている。今回設置された「セブン‐イレブン三田国際ビル20F店」は、NECグループ企業も多数入居する三田国際ビルの中に設置、NECのAIやIoT技術などを駆使した省人型店舗のセブン‐イレブンとして本格的な展開を目指した実証実験が行われる。
コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」が出迎える店舗には国内初導入となるという顔認証による決済、自動ドアのオープンやターゲット広告サイネージ、冷蔵庫など設備情報を24時間自動収集し安定稼働をサポートするシステムや天候や販売実績から発注数を提案するAI活用のシステム、映像解析による売場確認、特定エリア侵入検知など防犯の機能と先端技術が凝縮されている。