ユーザーローカルは12月17日、テキスト中の感情をディープラーニングで読み取る「ユーザーローカル感情認識AI」を提供開始すると発表した。
このAIは、数千万件以上のクチコミデータをディープラーニングで事前学習させたもので、文章を投入すると「喜び」「好き」「悲しみ」「恐れ」「怒り」の5感情に分類して数値化する。
テキストから肯定的・否定的な意見(ポジネガ)の判定や感情を推定する場合、これまでは、文をまず単語分解し、各単語が持つ意味から分析することが一般的だったが、今回のAIでは、ディープラーニングによって文字の並び方のパターンや文末の細かなニュアンス表現から感情を読み取ることができるようにしているという。
この感情認識AIを利用することで、アンケート自由記入欄の定量評価、クチコミ掲示板の炎上チェック、コールセンターのカスタマーサポート記録の精査、人事面談記録・日報といった社内文書の分析の自動化など、大量のテキスト情報に付加価値をつけることが可能になるという。