ソフトバンクは12月13日、「ショートタイムテレワーク」の取り組み支援の実証実験を開始すると発表した。

  • ショートタイムテレワークの概念図

    ショートタイムテレワークの概念図

ショートタイムテレワークは、ICTを活用した多様な働き方を社会一般に広めるため、育児や介護、障がいなどの理由により、働く意欲や能力があっても長時間勤務や通勤が困難な人がICTを活用して自宅で短時間就業し、少子高齢化に伴う人材不足を補い多様な人材の活躍を促進することを目指す、新しい雇用・就業の在り方。

同社は同実験を、社会貢献活動として自治体などと連携しながら実施する。労働意欲があり業務の遂行に支障がなくても、生活上の制限により、就労機会を得ることが難しい人や自分の能力を生かして働ける職場が近くにない人をはじめ、自宅でパソコンやスマートフォン、タブレットなどを活用し、時間や場所に縛られない働き方を実現することを目指している。

同社は、従来から在宅勤務やサテライトオフィス勤務など、ICTの活用で時間や場所に縛られない柔軟な働き方を実践している。また、2016年からは障がい者が週20時間未満で就業できる「ショートタイムワーク制度」を導入。

実証実験では、これらの経験と実績を基に、ショートタイムテレワークで働く人の業務内容を適切に定義するとともに、ICTを活用して遠隔でもチームとして協働できるコミュニケーションの仕組みを提供することで、新しい働き方での就労機会の創出を目指す。

また、自治体などと協力・連携しながら、実証実験を通して効果の検証、ノウハウの蓄積を行い、その成果を社会に広めるための活動も実施する。