日本HPは、5月から提供を開始した予測分析型ITデバイス管理サービス「HP TechPulse プロアクティブ管理」に、販売パートナー向けの新機能を追加すると発表した。また、ServiceNowとのAPI連携にも対応し、既存の管理環境での導入を推進する。
「HP TechPulse」は、企業内のデバイスの稼働状況をリアルタイムで監視および予測し、デバイスの故障予兆やセキュリティリスクなど顧客の潜在的な問題を事前に検出する予測分析型のデバイス管理サービス。
販売パートナー向けの新機能は、 マルチテナントビューイング機能。単一のダッシュボードにログオンすることで複数の顧客のデバイス状況をまとめて閲覧できる。
ServiceNowとのAPI連携では、「HP TechPulse」から生成されるインシデント情報をServiceNowに集約、管理することが可能になる。
そのほか、「HP TechPulse」よるレポート、分析機能の強化も行い、デバイスの詳細な稼働状況や障害分析を提供することで、ユーザーごと、あるいは組織全体でのデバイス配置の最適化による生産性向上を支援する。主なレポート・分析の項目は、稼働状況データ(移動距離、デバイスとソフトウェアパフォーマンス)、次期入替え推奨ガイド(入替え機器の優先順位付け、ユーザーごとの適切な推奨構成)、障害分析の改善(BIOSインベントリー情報、インシデント管理レポート)。
さらに、日本HPは2020年1月のWindows 7サポート終了に向け、Windows 10への移行に伴う導入計画の策定や環境構築、運用代行などの新サービスの提供も開始する。
移行前の計画支援を行う「Windows 10 導入計画アドバイザリーサービス」では、Windows 10導入に向けた要件整理を行い、導入計画策定にあたり、その計画支援資料(導入スケジュール案を含む)を提供。
「Windows 10 環境構築サービス」では、Active Directory、WSUS(Windows Server Update Services)、SCCM(Microsoft System Center Configuration Manager)などの環境構築サービスを提供する。
また、WaaS 運用の設計、提案、運用代行などを行う「WaaS(Windows as a Service)運用設計・運用代行サービス」も提供する。