シスコは12日、世界のIPトラフィックとサービス利用についてシスコが独自予測した「Cisco Visual Networking Index(VNI) Complete Forecast」を発表し、2022年には世界のIPトラフィック量がインターネット誕生〜2016年までの総量を上回るとの予測を示した。

このほか、2022年にはグローバルIPトラフィックは3倍以上になるとし、世界の1か月あたりのIPトラフィックの総量は、2017年の122エクサバイト(EB)から2022年には396エクサバイトに増加し、年間トラフィック量は4.8ゼタバイトに達する見込みだという。

また、世界のインターネット人口は2017年の34億人(総人口の45%)から48億人に増加し、世界総人口の60%がインターネットユーザとなるということだ。

さらに、世界のデバイス接続数は2017年の180億個から2022年には285億個に増加し、1人あたりのネットワークデバイス/接続の数は2.4個から3.6個に増えるとともに、デバイスおよび接続の半数以上がマシンツーマシン(M2M) になるとの予測している。

世界の平均固定ブロードバンド速度は75.4Mbpsに達し、日本の平均固定ブロードバンド速度は124.9Mbpsに達すると予測。加えて、2022年にはIPトラフィック総量の82%をビデオが占めるとのことだ。

2022年の日本における主な予測として、インターネット人口は2017年の1億1,600万人(総人口の91%)から1億1,900万人(総人口の94%)に増加。デバイス接続数は2017年の8億個から13億7,000万個に増加し、2022年の1人あたりのネットワーク デバイス/接続の数は、2017年の6.3個から10.9個に増加するとしている。また、固定ブロードバンドの平均速度は77.9Mbpsから124.9Mbpsとなり、Wi-Fi接続の平均速度は63Mbpsに達するとしている。