図研プリサイトと技術情報コンテンツ作成を行うダイテックは12月10日、部品表(BOM:Bills of materials)と3Dデータを融合した技術コンテンツ作成サービスの提供を共同で開始した。
図研プリサイトは、BOMと3Dデータを結び付けて管理できるPLMシステム「Visual BOM」の開発・販売を行っており、製造業の設計・製造部門を中心に同システム上で技術情報の共有と活用を促進する機能を提供している。
一方、ダイテックは仕様書や図面(3D CADデータ含む)などの設計情報から、ユーザーフレンドリーな取扱説明書やパーツカタログを企画・作成する、コミュニケーション設計サービスを提供している。
今回、両社は製造業の更なる業務効率化・高度化を目的として、図研プリサイトが持つ3Dデータ活用に主眼をおいた技術情報管理におけるノウハウと、ダイテックが持つテクニカルコミュニケーション技術を融合した、高品質な技術コンテンツ作成サービスの提供を共同で開始することにした。
主なサービス内容は動画マニュアル、パーツカタログ、販促資料、コンフィグレータなど。動画マニュアルは、XVLアニメーションを用いた直感的に分かりやすい動画マニュアルを作成し、製品の組立現場や保守、メンテナンス用として活用できるという。
パーツカタログは3DPDFやHTMLなどWebベースで閲覧できるものや、発注機能を備えたインタラクティブなパーツカタログを作成。販促資料では、高品質な3DCG動画や、高精度なイラストを掲載したチラシ・カタログなどを作成するとしている。
コンフィグレータは、指定した仕様やオプション通りの製品外観を3D表示できるセールスコンフィグレータを作成し、各種タブレットやスマートフォンから価格をリアルタイムに見積もることを可能としている。