ソフトクリエイトと統合ID管理用ソフトウェアを提供するエクスジェン・ネットワークスは12月7日、資本業務提携に合意したと発表した。これにより、ソフトクリエイトはエクスジェン・ネットワークスの発行済み株式を49%取得し、エクスジェン・ネットワークスはソフトクリエイトの持分法適用会社となる。

提携により、エクスジェン・ネットワークスのID統合管理ツール「LDAP Manager」をソフトクリエイトのアプリケーションクラウドサービス「SCCloud」上で「LDAP Manager on SCCloud」として共同開発し、クラウド上のアプリケーションに対して、日本特有の複雑なアプリケーションの権限設定に柔軟に対応できるID管理サービスを提供する。

  • 統合ID管理のイメージ

    統合ID管理のイメージ

SCCloudは、日本マイクロソフトの「Active Directory」など各種サーバサービスや、サイボウズの製品、オービックビジネスコンサルタントの奉行シリーズなど、情報系、業務系アプリケーションをラインアップし、ユーザーの環境に合わせて最適なソリューションとして提供するクラウドサービス。

エクスジェン・ネットワークスはID管理に特化したソフトウェアと関連する構築、運用、コンサルティングサービスを提供しており、今回の提携でSCCloud上に取り揃えられた情報系、業務系アプリケーションのID情報を統合管理する機能を、IDプラットフォームサービスの1つとして提供することが可能となる。

  • 「LDAP Manager on SCCloud」の概要

    「LDAP Manager on SCCloud」の概要

クラウドの活用で増大するID管理の負荷に対し、LDAP Manager on SCCloudはシステム利用者の利便性、システム管理者の負荷軽減、企業におけるセキュリティ向上を実現。また、SCCloudが持つ販売チャネルにより、多くの企業にIDマネージメントサービスを提供することができるという。

サービス提供の開始は2019年4月1日を予定し、2020年3月末までに50社、2万5000IDの新規導入を目指す。