ユニバーサルロボット(UR)は12月6日、同社の協働ロボット「UR5」が初めてユーザーが活用した2008年12月からちょうど10周年となることを祝い、2008年から2018年までの節目を示すインフォグラフィックを発行したことを発表した。
2008年ころ、協働ロボット市場はまだ未開拓であったが、市場調査会社によれば2016年には2億6300万ドルの市場となり、2018年~2026年の年平均成長率(CAGR)は約50%で成長を続ける有望市場と目されているほか、米国ロボット工業会(RIA)によると2025年までに市場規模がこれまでの10倍、全産業用ロボットの34%を占めるまでになると予想されている。
現在、URの協働ロボットは全世界に向け2万7000台以上が販売され、そのラインアップもUR3/5/10と拡充。また、2018年6月には新シリーズとなる「e-Series」も発表。これまで以上にロボットになじみのない業界などでも、活用できるような工夫などが施された。
なお、同社では、「コボット(協働ロボット)を利用するメーカーが増えるにつれ、さらなる高精度やツールとの統合が求められ、これまで以上に条件の厳しい用途に対応していく必要があります。e-Seriesの投入により、我々はこれからもコボットを新しい用途に進出させ、あらゆる規模の企業にメリットをもたらしていきます」とコメントしており、今後も同市場におけるリーダー的なポジションの確保を目指していくとしている。