Googleは現地時間4日、モバイルアプリフレームワークFlutter 1.0をリリースしたことを公式ブログで発表した。
AndroidやiOSなどのモバイルアプリ開発をターゲットにしたフレームワークは、BSDライセンス( BSD-style license)のオープンソースで公開されており、クロスプラットフォームでの開発環境に対応している。Flutter 1.0には、レイアウトやモーション、スクロールなど数多くのUIを形成するWidgetが用意されており、カタログサイトでも確認できる。9月のPreview 2のアナウンス時には、Apple interface guidelinesに沿った"pixel-perfect"なUIを実現していることを告知しており、iOSやAndroidアプリにかつてないエクスペリエンスを提供できるとGoogle Developers Blogに投稿している。
Dart Virtual Machineを用いたリロードによる迅速なプレビューが可能になる"Hotreload"機能やハードウェアアクセラレータによる高速化などの特徴を持つFlutterは、今年のMobile World Congressでβ版が発表されており、既に数千のFlutterを用いたアプリがAppleストアやGoogle Playストアに並んでいるという。ブログにはその他、2Dimensionsのベクターアニメーション作成ツールFlareでダイレクトにエクスポートできることや、進行中のFlutter Desktop Embeddingプロジェクトにも言及しており、将来的にはWindowsやMacOS、Linuxなどを含むデスクトップ環境をも念頭に置いていることを述べている。