リコーは12月5日、センサーを用いて人の所在や照度、室温を居室のエリア単位で検知し、照明や空調機器、デマンド監視装置を自動制御する照明・空調制御システムを開発し、2019年春から提供を開始すると発表した。
今回の照明・空調制御システムは、リコーのセンシング技術やクラウド技術を活用し、入室に合わせた照明の自動点灯のほか、「誰もいない場所は照明を消し、空調を省エネモードにする」「明るい昼間は窓際の照明の明るさを調整する」「営業時間前から空調を自動で作動させ、お客様を適温でお迎えする」といった照明や空調のきめ細かな制御を自動で行う。
本システムでは、オフィスや工場、病院、学校、公共施設など、さまざまな空間での省エネを実現するために、制御対象機器の拡充に向けたパートナーとのアライアンスを強化しており、これにより多彩なLED照明や空調機器、デマンド監視装置を統合的に制御するエネルギーマネジメントシステムをワンストップで提供するとしている。