富士ゼロックスは12月5日、A4カラープリンタ「DocuPrint CP310 dw II」とA4カラープリンタ複合機「DocuPrint CM310 z II」を、2019年1月21日より販売を開始することを発表した。価格はDocuPrint CP310 dw IIが11万9,800円、DocuPrint CM310 z IIが17万4,800円。

  • (左)DocuPrint CP310 dw II / (右)DocuPrint CM310 z II

    (左)DocuPrint CP310 dw II / (右)DocuPrint CM310 z II

「DocuPrint CP310 dw II」は、耐久性や給紙容量の向上によりオフィスや窓口の出力業務効率化に貢献するA4カラープリンタ。

一方、A4カラープリンター複合機の「DocuPrint CM310 z II」は、オプションの「バーコードScanキット」(別売 5万円)を使うことで、バーコードリーダーによるスキャン操作に対応する。同社によれば、バーコードリーダーに対応した複合機は業界初とのことだ。

たとえば、クリニックの受付業務での問診表や紹介状、同意書などの文書を、種類や患者に紐づくIDをファイル名に付けて保存して分類、管理するといった作業が、「バーコードScanキット」を使うことで容易に管理できるようになる。同機に接続したバーコードリーダーで読み取ると、スキャン文書の保存時に、ファイル名に作業者や患者・顧客別のIDや文書種IDを自動で付与できるため、あとから文書名を変更する作業が省略できるため、受付業務の効率化できるという。

さらに、新機能のIDカードスキャン、保険証スキャン機能を使えば、保険証や運転免許証など、表と裏があるカードを1ページにまとめてスキャンして保存可能となっている。

2機種ともに耐久性(印刷可能ページ数)と手差しトレイ給紙容量が、前モデル「DocuPrint CP310 dw」や「DocuPrint CM310 z」と比べて2倍に向上したほか、標準搭載のNFCが新たにiOSのモバイルNFCにも対応。同社の無償アプリ「Print Utility for Android」または「Print Utility for iOS」を使えば、モバイル端末をかざすだけでプリントやスキャンが可能となっている。