ファーウェイは12月4日、同社のパブリッククラウドサービス 「ファーウェイ・クラウド」上で、ブロックチェーンサービス(BCS)の提供を、10月の中国国内に続き、世界のユーザー向けに開始したことを発表した。
このたび提供を開始したBCSは、「ファーウェイ・クラウド」上で提供されるコンテナとセキュリティ技術を活用したクラウドサービスのひとつ。
利用が簡単で効率性と汎用性に優れ、データアプリケーション、IoT、金融などの分野で活用することで、データ取引や身分証明、情報の証明(不動産や教育など)、遠隔医療、食品産地の追跡、IoV、IoTデバイスの管理などの事例が想定される。
Hyperledger Fabric 1.1とKubernetesとの互換性を備え、容易な構成と素早い展開、あらゆる側面からのエンドツーエンドの自動的なO&Mが可能など、オープンで使いやすいという利点があるという。
また、開発・展開コストの削減、従量課金の利便性確保、統合管理によるO&Mコストの削減、自動スケーリング、オンデマンドでのアップグレードとロールバックが可能。さらに、ユーザー/キー/権限の完全な管理と分離、マルチレイヤーの暗号化とプライバシー保証により、堅牢なキュリティインフラを提供するということだ。