ソフトバンクは12月3日、第5世代移動通信システム(5G)を活用したコネクテッドカーの開発向け検証環境を世界で初めて(12月3日現在、同社調べ)構築し、商用化に向けた検証を開始したと発表した。
今回の検証は、本田技術研究所の北海道上川郡のテストコースに実験基地局を設置し、3GPP規格に準拠した通信機器を使用して5Gネットワークを構築した。なお、検証にあたり、フィンランド・ノキアの通信機器を使用している。
商用環境を想定したノンスタンドアローン標準仕様で構成した屋外5Gネットワーク環境の構築は、ソフトバンクによると国内初だという。
今回、構築した5Gネットワーク環境では、高精細な4K映像の伝送を可能としており、今後は車両に搭載した実験用端末に映像を伝送する検証に取り組んでいく。