パーソルキャリアは12月3日、同社が運営する転職サービス「dodaにおいて、「平均年収ランキング2018」を発表した。同ンキングは、2017年9月から2018年8月にかけて、dodaエージェントサービスに登録した約36万人のデータをもとに、20歳~65歳までの正社員の平均年収と生涯賃金をまとめたもの。

2018年の全体の平均年収は414万円となった。全166職種のうち、平均年収ランキング1位は「弁護士」(829万円)だった。これに、「投資銀行業務」(825万円)、「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(803万円)が続き、「専門職」、「金融系専門職」系の仕事がトップ10のうち7つを占めたという。

昨年と同様、「技術系(IT/通信)」も上位にランクインした。ITの知識に加えてコミュニケーション能力が求められる仕事の年収が高く、「プロジェクトマネジャー」が659万円で8位、「プリセールス」が628万円で12位、ITコンサルタントが604万円で13位となった。

  • 職種別平均年収ランキング 資料:パーソルキャリア

一方、全96業種のトップ10のうち9つが「金融」系、「メディカル」系、「メーカー」系という結果になった。1位は昨年に続き「金融」系の「投信/投資顧問」で839万円だった。昨年から98万円のアップとなり、今回の調査では最大の上昇額だったという。2位は「医薬品メーカー」(611万円)、3位は「たばこ」(584万円)が続いている。

  • 業種別平均年収ランキング 資料:パーソルキャリア